アルメリックからまたまた面白いモデルがリリースされました！！モデル名は”MINI（ミニ）”

MINI（ミニ）はなんとあの自動車メーカーであるMINIとアルメリックの異業種コラボレーションモデルです。モデルロゴも車のMINIと同じ仕様となっており遊び心をくすぐります。

『ふ〜ん、よくある宣伝用のコラボでしょ。』『MINIは知ってるけど、車とかあんまり興味ないし。』なんて声も聞こえてきそうですが、このアルメリックのMINI（ミニ）は単なるコラボレーションモデルではありません。アルメリックのMINI（ミニ）は、あのカラニ・ロブが開発に携わったカラニ・ロブのシグネチャーモデルでもあるんです！！

画像に写っているのがカラニです。WCTを引退しているので若い世代では彼のことを知らない方もいるでしょうが、中年世代のサーファーや昔からサーフィンしている方にとっては超有名でありスーパースターです。

彼のサーフィンは天才的で、スタイル、フロー、スピード、アグレッシブさ、どれをとっても強烈な輝きを放っていました。当時、日本を始め世界中のサーファーが彼のスタイルに影響を受けて憧れたものです。ケリー・スレーターやロブ・マチャドといったレジェンドたちに並ぶサーフスター、それがカラニ・ロブです。

『カラニが開発に携わっているボードなら乗ってみたい！！』と思うサーファーは私を含めてたくさんいるはずです。そんなアルメリックのMINI（ミニ）について徹底解説していきます。

アルメリックのMINI（ミニ）の特徴

【デザイン】

【コンディション】

アルメリックのMINI（ミニ）はSkinny Fishというモデルをベースとしています。Skinny Fishのテールは当然フィッシュテールですが、MINIのテールは幅広のラウンドスカッシュです。このワイドなテールは波の力を最大限に拾ってくれるので、パワーレスな波や小波でのテイクオフの速さは抜群です。さらに乗ってからもボードが前に前に走ってくれます。このワイドなテールが波のパワーを余すことなく拾ってくれるからです。

アウトラインはワイドでストレートになっています。ワイデスポイントがノーズ寄りにあり前足で踏み込むとグングンと加速していきます。また、トロい波や厚い波でもテイクオフ時にノーズ加重で板を落としやすいのでテイクオフがワンテンポ速くなるのも大きなポイントです。

レールはミディアムなので脚力が弱い方でも乗れますし、女性でも取り回しが楽なレール設定です。ロッカーについてはほぼフラットに近いデザインになります。加えてコンケーブはシングル〜ダブル〜Veeのコンビネーションです。小波用ミニボードの王道と言っても過言ではないロッカー設定とコンケーブの組み合わせですね。

アルメリックのMINI（ミニ）のサイズ表

アルメリックのMINI（ミニ）のまとめ

アルメリックのMINI（ミニ）は長さを出さなくても短く乗れるいわゆるミニボードです。短くてもその十分な浮力とデザインで板がグングンと走ってくれます。その抜群のスピード性能プラス軽快なフローは乗るものを魅了します。このボードの持つ特性や雰囲気が車のMINIのそれと絶妙にシンクロしている様は、単なる異業種コラボレーションの枠に留まらない完成度の高さを感じさせます。

個人的な感想では、ネックベアードに近いスピード性能＆アクション性能があると感じました。ネックベアードは反則系ボードと呼ばれていますがこのMINIもそれと同じ香りがします。元々フィッシュを原型にしているのでフィッシュの良いところとショートボードの良いところを絶妙にミックスさせたハイブリッドなボードです。ハイブリッドではありますがどことなくメローさを感じてしまうのはやはりカラニモデルだからでしょうか。

どんなサーファーに適しているかですが、ノーズエリアにボリュームがあるのでフロントフッターのサーファーやナチュラルフッターのサーファーに適しています。とはいってもスイートスポットは広いのでフッターに関係なく楽しめると思います。公式ページでは中級者以上〜となっていますが初級レベルの方でも問題なく楽しめます。初級レベルの方はサイズをアップさせて乗ることでテイクオフやアップスの良い練習用ボードになります。中級レベル以上の方であればかなり面白いボードなのでハマると思います。セカンドボードとして購入したのについついメインで乗ってしまいたくなるそんなボードですよ！！

以上がアルメリック MINI（ミニ）の解説になります。