T-Low
T-Low(ティーロー)は、アルメリックのチームライダーTANNER GUDAUSKAS(タナー・ガダスカス)が開発に携わったアルメリックのパフォーマンスボードです。
タナー・ガダスカスって誰?という方にまず彼の説明を。彼はカリフォルニア出身の天才サーファーです。タナーはガダスカス3兄弟の末っ子です。このガダスカス3兄弟ってのが凄くて、3人とも世界のトップサーファーです。タナーはティーンの頃から天才と呼ばれていたほどスバ抜けた才能を持っています。
そのタナーがボードコンセプトからデザインまで携わったシグネチャーモデルが”アルメリック T-Low”です。『ロッカーを抑え気味にしたパフォーマンスボードをもっと追究したい!』というタナーのリクエストのもと、アルメリックの他のライダーも参加して開発が進められました。
あのデーンレイノルズも2012年にフランスで行われたWCTの決勝でT-Lowのプロトタイプを使い準優勝しています。そのときの写真(乗っているボードがt-lowです)
ご覧のとおり、飛んで良し、バレル良しのハイパフォーマンスボードがT-Low(ティーロー)です。
T-Lowの特徴
T-Low(ティーロー)はハイパフォーマンス系のボードです。通常、パフォーマンス系のボードは、ロッカーがしっかりとついています。ですが、t-lowの場合、ロッカーが押さえてあります。同じアルメリックのパフォーマンス系ボードDFRと比べてみるとかなり抑えたデザインとなっています。
t-lowのアウトライン ↓↓↓
アウトラインはワイドではなく細身なラインを描いています。実際に手に取ってみてもパフォーマンス系独特の細さを感じます。
ボトム面もかなり工夫されています。シングルコンケーブからバックフィンに向かってフラットに変化する形状になっています。アルメリックの最近のモデルは、シングルコンケーブからダブルコンケーブのコンビネーションやシングルからスパイラルVEEのコンビネーションが多いのですが、このt-lowのボトムはかなりユニークなものになっています。
レールはミディアムに近い厚さです。最近のボードに多いボリューミーなボキシーレールとは違います。薄すぎず、厚すぎず、程よい印象を受けます。
T-Low(ティーロー)のアルメリック公式デメンション ↓↓↓
カタログ値では、身長と同じくらいのサイズを推奨していますが、個々の体格の差があるので一概に身長と同じサイズがベストとは言えません。このページに最後にあるボードセレクターを使って適正サイズを調べてみてくださいね。
【アルメリック T-Lowの感想とインプレ】
アルメリック T-Low(ティーロー)に実際に乗ってみた感想とインプレです。T-Lowはパフォーマンス系のサーフボードになります。カタログでは初心者にもT-Lowを薦めていますが、しっかりとラインを描けるサーファーにオススメします。もしくは、中級レベルにステップアップしたいサーファーにもオススメ出来ます。コンペ派ならこれ1本持っていればかなり使えると思います。
実際にt-lowに乗ってみた感想とインプレですが、かなり乗り易いです。癖がないというか、とてもスムーズにライディング出来ます。ロッカーを抑えてある分、通常のパフォーマンス系ボードに比べて格段に乗り易くなっています。
特に印象に残ったのが、ボトムターンです。いつもより深い位置でボトムターン出来ました。結果として縦へのアクションもかなりきわどく攻めることが出来ました。安定はしているけどアクションはキレキレです。
波のサイズは腰くらいから行けそうです。頭くらいのサイズまで試してみましたが、かなりヤバイですね♪特に、サイズのあるタルめの波とかには、かなりフィットしました。そう言えば、2013年のベルズで準優勝したナットヤングもこのT-Lowを使用していましたね。その時の写真↓↓↓
バックサイドでこのリッピングは鳥肌ものです。ナットヤング以外のCIライダーたちもツアーにT-Lowを持って行っているようです。このT-Lowで優勝するライダーも出てくると思います。そのくらい、ヤバイボードです。
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